このサイトは、中小企業診断士による 中小企業のIT導入支援を目的としています。
Webのマーケティング活用による集客UP、生産管理の効率化による収益改善 など、IT導入によって企業の様々な経営課題をひとつづつ解決していくための情報を提供していきたいと思います。
DX(デジタルトランスフォーメーション)といったキーワードがトレンドとなり、企業の組織やプロセスを変革するためのデジタル化が注目されています。数年前より中小企業白書にも、この言葉が多くみられるようになりました。DXは、デジタル化によって経営の仕組みそのものを変えていくという、従来のIT導入よりも高い視座で企業経営を改革していくための重要な考え方です。
とはいえ、流れに乗って、言われるがままにDXを謳ったシステムを導入すれば、会社の課題がすぐに解決できるというものではありません。それぞれの会社には、規模や状況に合わせて、解決すべきそれぞれの課題があります。最も重要な課題が何かを一番把握しているのは事業に直接かかわる経営者自身のはずです。課題の深堀をしないまま、大規模なシステムやソフトウェアを導入した場合、見かけ上のデジタル化は進んでも、結果としてほとんど使えないシステムになってしまう可能性があります。キャッシュフローを改善するどころか、固定費だけが増えてしまったということにはならないでしょうか?
今は、多くのツールでクラウド化が進み、比較的安価な費用でトライアルすることができる環境も整ってきています。まずは、自らの手でできることから始めることも大事だと考えています。事業者に任せっきりにするのではなく、できるところから自ら変えていくというアプローチです。
忙しい毎日を過ごしながら、新しいことを始めることは難しいとは思いますが、丸投げの発想では持続しません。少しづつ仕事が楽になったり、新しい改善課題やボトルネックが見つかるなどの、経営者のみなさま自身の気づきや成功体験が何よりも大切ではないでしょうか。会社の規模が大きくないほど、経営者による改革も進めやすいという利点もあります。
上の図は、中小企業白書で紹介された、経営者が社内のデジタル化推進にどれくらい関わるかによって、その業績への影響(効果)が大きく異なるというデータです。中小企業において、積極的な関与が、プラスの影響を及ぼしていることがわかります。
このサイトでは、主に小規模な企業を対象に、実践的なIT導入を小さなところから始めていくご支援ができればと考えています。「まず使ってみる、やってみる」そこから始めてみましょう。